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青い春(返し詩)

 2007-10-07
セイちゃんのブログの火原一人語り、春への柚木の返し詩です。

春は…花が咲き乱れて好きだな。

花は良いよね、
香りも心和ませるし、
咲いても散っても美しい。

何より騒がしくない。そこにあるだけで美しいなんて、幸せだと思う。


火原と初めて会ったとき、騒がしいと思った。

けれど、誰にでも話しかけ、敵を作るタイプではないし、女子からも男子からも好かれる。

そしてどこか幼さと危なっかしさを持っていた。

俺は、幼い頃から親切さや笑顔や面倒見の良さは自分の評価を上げることも知っている。
火原は嫌気がさすほど煩い訳ではないし、側にいれば自分の評価が上がることが想像つく。

そして、俺の言葉を受け入れる素直さと、俺の絶対に踏み込んでほしくない領域を嗅ぎ分け、踏み込んで来ない本能を持つ。

最初は本当に気づいていないんだと思った。なら、扱いやすくて好都合だと。

けれど、今なら…柚木が言いたくないなら聞かないけど、でも何か隠してるのは知ってるよ、だから苦しくなったら話してね…そう言うんだろうね。

なんだか悔しいよ、目線だけで読みとれてしまうから。


この3年間、お前に頼られているようで、でも本当はお前が暖かく俺を支えていたんだと思う。

会話でもふとした瞬間にお前はいつも俺を驚かせる。こちらが思っていた以上に信頼や心配や沢山の気持ちをくれて。

その真剣な瞳から嘘じゃないことが解る。

絶対の信頼…

そんなものこの世には存在しないものだと思っていた。

それを3年間かけて、俺に初めて証明してくれたのがお前。
だから最初に、あんな簡単な気持ちで近づいた自分がどんなに浅はかだったか…思い知っているところだよ。

お前は凍りついた心を、側で溶かし続けていた太陽だったから。
掛け替えのないものになっていた。気付いたらお前が側に居ないことなんて、想像できなかった。

お前は大学に行っても好かれる性格だ、男女問わず仲良くやっていくんだろう。その点は何も心配していないよ。

けれど俺は…?

経済という堅苦しい方面の大学で、お前の代わりを探すのか?寧ろ腹の探り合いじゃないだろうか。
それに、お前の代わりなんてもう居ないだろう、本性を見せた上でまだ俺に信頼を寄せるお前に代わりなんていない。
完敗だ。

花は好きだ。心和ませ、あるだけで美しい幸せを纏う。

火原、春はお前と出会った思い出の季節。

お前は俺の花そのものだった。

許されるならこれからも癒やして欲しい、花が散るその時まで。
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