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願いごとひとつだけ6

 2009-05-30

はい。たまに、小説書いていて、『キタな!』って思う瞬間があります。

それは別に、ヒットが書けているとかそんな凄いもんではないのですが、小説書いていて、
筆が進んで、自分がやたら集中してて、中身が白熱してたりすると、
書いていて非常に楽しくなります。

今回キタな!って感じたのは、その瞳に魅せられて〜一瞬の勝負〜書いててなんですが、コルダでバトルってほぼないじゃないですか。楽しいですね〜。

さて、勢いついて、土月も上げてみます。
しばらく書いてなかったので、土月ってどんなんだっけ、と手探りでしたが、思い出しました。

土衛と違って、土月では月森も土浦もどちらもすげー真面目ですね。
一触即発なギリギリ感と、張り詰めた空気と、それから転じる思いの熱さが土月の特徴ではないでしょうか。
衛籐がまだそこまでいってないのもありますが、そこまで…世界を敵に回してでも!みたいな必死さは多分衛籐じゃ出ないんだろうな、って思います。
土月はそうあってほしい。周り見えないくらい馬鹿になって愛し合ってほしい。

そういや、Seisoシリーズのなんか初めの方のドラマ?かなんかで、(月森がまだ対立してたころ)ホントに役で土浦言ってましたっけね。

「世界中を敵に回してでも、誰に認められなくても、俺はお前を愛してる!」

みたいな。あぁ、Seisoも復活させないと。

さて、それじゃあ、忘れてる方もいるかもしれないので、あらすじから。

誤解とすれ違いから、ギクシャクした二人。思いつめた月森は、猫神さまに女にしてくれとお願いし、女の子になってしまいました。けれど、土浦は女の子でも月森を愛してはくれないのです…!?

「どうして、…どうしてなんだ…」
「いや、っつーか何で女なんかになった!?お前はお前でいいじゃないか。俺はお前がお前だから好きになったんだ。」
「…梁…」
「それに、スる時女だといろいろめんど…」
「梁。まだここは表だ。」

ペシン、と軽く月森は土浦の頭を押さえる。
わだかまりが解けた月森は、猫神様に女の体をもとに戻してくれるように頼んだ。
しかし、猫神様は反応してくれない。
「何故だ…?俺はずっとこのままなのか…!?」

月森は猫神様の石の前で呆然と呟いた。



……すいません、冗談です。

本編行こうか!(笑)



「…他の女性?」

心あたりが無く、俺はオウム返しで眉をひそめた。

「そうだ。君が…たまに…オーケストラの指揮の都築さんと帰っているのを…見た。彼女は君の目指す指揮者で、魅力的な女性だ、…君が憧れるのも無理はないかもしれないが…。…俺は彼女よりも君に、必要とされていない、ということだろうか。」

蓮は張り詰めた空気のまま、真っ直ぐにこちらを見る。

…都築さん…?

俺が自分の記憶を探ると、何度か彼女と共に正門をぐぐったことを思い出した。

「何言ってんだよ。あの人は…別に行く場所が一緒だっただけだ。」
「行く場所?」
「ああ。大学の図書館。指揮についてまだ独学なんだが、あそこの資料のオススメとか教えてもらってたんだ。」

俺は普通に事情を話しているんだが、蓮の表情は晴れないままだった。

…なんかマズいこと言ったか?俺…

更に、真剣に俺を見つめていた蓮が、困惑の表情を見せる。

「俺は…、君の目指すものを邪魔したくないと思う。重荷になることはしたくない。」

蓮はその長い睫を伏せる。
水色の前髪は、蓮の表情を隠すように靡いた。

「けれど…。」

蓮の言葉はそこで止まってしまう。

「別に、重荷なんかじゃない。それに、今日は大丈夫だから…。これからちょっとは一緒に帰れるようにするし、…」

「…、…そう…か。」

俺が一緒に帰れる、と言っても、蓮はちっとも嬉しそうではない。
蓮が何をまだ悩んでいるのか、俺にはわからなかった。

…原田のことだけじゃなく、俺が蓮をほっといて自分の用事を優先してたから蓮は寂しがってたんだろ?…違うのか…?

何をそんなに悩んでるんだ。相談ならそう言ってくれりゃ乗るのに。

俺がそう思っていると、俺の携帯がズボンの右ポケットの中で振動した。
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