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揺れるお前と心と風と2

 2008-07-28
はい、だい2回目ブランコ話。

ネオアンオンリー、アルカディアカーニバル。
土曜日の昼、夜チケット当選しました!

土曜日に見に行かれるかたはよろしくお願いします。
ヘボいロシュと可愛いエレンが見られるかもしれません。

では土月小説ー

あ、土浦さん、お誕生日おめでとう!
「…何だ?」

ブランコを囲む金属の囲いのすぐ外側まで来て、蓮は俺を怪訝そうに見下ろす。

「こっち来いよ。」

俺がそう言うと、蓮はその場を動かずに眉を潜めてため息をつき、ただ俺を眺めていた。

「…どういうつもりだか知らないが、俺は断る。」

しかも呆れられている。
クールさは蓮の可愛くなくて可愛いとこだが、はいそうですかと従う俺でもない。

「何だ?まさか生まれてこの方乗ったことがないから、乗り方がわからないとか…?」
「そんなわけないだろう。…乗ったことはある。」

プライドを刺激すれば、柳眉をひそめながら蓮は俺の前まで歩み寄ってきた。

「なら、二人乗りはやったことあるか?」
「…は?」

俺が尋ねると、蓮は予想の範囲外だったらしく、俺の前で立ち止まり眉間のしわを深くする。
そして、俺が更に誘いをかければ、

「無いんだろ?なら上乗ってみないか?…ほらこことここに足かけて、立ち上がって漕いで見ろよ、面白いか…」
「遠慮する。…二人乗りは…危険が伴うだろう。」

案の定未来のソロ・ヴァイオリニスト様にすっぱり断られた。

俺はふうとため息をつく。

―こいつは少しアクロバティックな遊びは一切アウトか…。だったら自転車2人乗りだって危険だろうに。…俺が誘えば後ろに乗るくせにな。

そこまで考えて、ふと気付く。蓮は自分が安全だと信じられれば、出来るんじゃないだろうか。

「そうか、おまえ腕力無さそうだしな。二人乗りなんて高度なことできないか…。おまえが下で俺が立ちならできないこともないと思うが…、立ち漕ぎに比べりゃ座る方は普通に漕ぐだけで危なくないしな。身を任せてくれりゃ良い。…それともやっぱ怖くて出来ないか?」

ニヤリと笑いながら立ち上がり、蓮に視線を絡めれば、頬を赤らめた蓮が俺をキッと睨む。

―いい顔すんな。
負けず嫌いのお前が、無意識に俺を誘う。

「…わかった。…座ればいいんだろう…?」
「ああ。」

口がつり上がるのを抑えられない俺に、どこか身の危険を感じるのか、ブランコに座る蓮の動きは硬いものだった。


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