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ブログ拍手コメントお礼SSーどんな苦しみもー

 2008-03-02
体が重くダルい。

今日は長時間に渡るオケとの練習で、指揮者として何度目かの合わせ。精神的にも体力的にもかなりの披露をした。

曲の解釈、自分の中にあるイメージを上手く伝えることから、オケのメンバーとの意志の疎通。

特に後者はかなりの気を使うもの。奏者は俺よりも年上で、世界での活動年数も長い人が多い。
そんな人たちを、あちらからすれば世界にでてきたばかりのひよっこがまとめるのだ。生半可なことではなかった。

しかも、かなり前からウイーンで活躍している王崎先輩のような、人当たりのよい細やかな心配りのできる人ならまだしも、俺はたまに図らずも我を通そうとするところがあるらしく、譲れなくていざこざを起こしてしまうことがあった。

はぁ、と一つため息をつき、玄関で黒いコートを脱ぐと、カチャリと奥のダイニングの扉が開いた音がする。

「梁、…おかえり。早かったな。」

顔を上げると帰りを待っていてくれた、愛しくて可愛い恋人が微笑を浮かべていた。

あぁ、ただいま。と相づちを打って蓮に俺が近付くと、蓮は俺のコートを持って自分の腕に掛け、その綺麗な眉を少し歪めて、俺の頬に細くて長い綺麗な手を当てる。

「どうかしたのか…?」
ぽつりと蓮は一言。

疲れた顔なんて見せないつもりだったが、蓮の顔を見たら気が緩んでしまったのかもしれない。

蓮は的確に、俺の疲労困憊な状態を読み取っていた。

俺とこのマンションで一緒に暮らすようになってから、人の変化に鈍かった蓮がいつの間にか出来るようになっていた気遣いだった。

「…俺も…見習わなきゃな…。」

苦笑し、蓮の手のひらの温もりに目を閉じて、今日の自分の行動を省みれば、独り言のような言葉が零れた。

いつもなら俺よりも低い蓮の体温は、今日は俺が外の風に晒されていたために温かく感じる。

「…梁…」

お前の温もりは心地よく、酷く疲れた俺を安心させ癒やしていく。

俺は尚も死んだような顔をしていたのか、ギュッと蓮が俺の首に腕を回し、抱きついてきた。

俺も細い腰を、体を、抱きしめる。


それだけで満たされ、ほどけていく心。

帰る場所。
何も言わずに支えてくれる優しい手。
心配して見上げてくる瞳。

「なぁ、ちょっとだけ膝枕で寝かしてくれないか?」

俺が少し甘えて、首筋にすり寄れば。

「…ぁぁ…。」

お前もくすぐったそうに、そして少し恥ずかしそうに、笑いながら答えた。




コメント返し―――→

>星野様vv

最近、星野さまの拍手コメントがあるからアクセルが踏み込める燈翔です。

なんだかだらだら書いているうちに、ホワイトデーまでに完結させればいいかなと思い始めてしまったバレンタイン番外編です。

次は本家サイトの方で裏扱いですかねー。

お楽しみに。

最近の土浦さんは意地悪さがにじみ出てますねー、欲求不満なのかしら…。

無理やりとか激しめを狙うとそうなりがちですね。うちの土浦さんの攻め方が投票の影響で変わってきてたりしてます。

そんなんでも好きと言ってもらえて良かったです。

変態で腹黒いのは柚木さんの特権ですが、土浦でも意外といけたりして。
今回のコメント返し小説は世界に羽ばたき中の、同棲土月でした。
キスもエロもないですが、あまっ…と思ってもらえれば幸いです。


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