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〜Seiso〜 番外編 ハートに火をつけろ!(12R)
2008-02-28
ドアを開けば、
羽がたくさんヒラヒラついたみたいな
白い布だけを纏った天使が俺の腕の中に舞い込んで来た。
清純で気高い天使が、人間のもとに降りてくるなんてよっぽどだ。
仲間に悪戯されて、天の雲から落ちてきたその躰を、
綺麗と言わないでなんと言おう。
天使は俺に、助けを求めていた。
「土浦!…ぁっ…」
「月森っ!!」
抱きとめた体はいつもの体温より何倍も高く、荒い呼吸が聞こえる。
それにも驚いたが、何よりも白く美しい肌色に純白のフリルのエプロンだけを身につけている躯。
綺麗に歪められている眉、そして熱に抗うようにきつく目を閉じた表情に、これ以上無いほど心奪われる自分を感じた。
可愛い。…こいつは手だすなってほうが無理だよな。
一人納得する俺。
「土浦…、閉じ込められていたのか…?」
心配そうな顔が向けられたので、
「俺は何もなってないから心配すんな。」
そう言って、天使のワッカみたいに光をキラキラ反射してる月森の水色の髪を優しく撫でると、
「んっ…」
それだけで嬉しそうに天使は身を振った。
「どうした?やけに反応が顕著だな…」
俺が月森に尋ねると、ピクリと肩を震わせて月色の瞳で俺を見上げた。
とろりと細められて、眉は苦しげに歪む。
「か、…じに…生クリームを…、入れられ、て…、それに…媚薬が入っていた、と…」
「媚薬!?」
俺にもたれてシャツを強く握っていた月森は、俺の胸に額をつけてコクリと頷いた。
熱い息を吐く音が聞こえる。
…生クリームに媚薬って…、しかも入れられた…?!
どこに、と月森に問おうとして、月森の後ろでごそごそしていた加地の映像を思い出した。
…あいつっ…!
怒りがまた頭に押し寄せていると、腕の中の月森が、控え目に俺の名を呼ぼうとする。
「…つち、…うら…」
けれどその声は甘く熱い吐息が一緒に混ざっていて、俺は一瞬で現実に引き戻された。
「な、…んだ…?」
誘うような吐息に心音が早くなり、必死で平常心を取り繕う。
「これを…君に、…渡したくて…」
スッと目の前に差し出された、水色の箱。
青のリボンがかかったその箱は見覚えがあった。
先ほどテレビで、俺に今一番したいことは、と聞かれて、俺に渡したいと言っていたチョコの箱だ。
「…俺に?」
月森からもらえるなんて今までピンと来てなかったので、思わず呆けながら水色の箱を見る。
「俺の…、その、…手作りなんだが…、…ぅ、…受け取ってもらえないだろうか…」
躊躇いがちに、濡れた視線をふよふよさまよわせながら月森は言う。
…んな顔されたら、もらわないわけないだろ。
ふ、と微笑んで、俺は愛しい月森の背を撫でた。月森は俺の瞳を覗き込む。
「勿論。お前の以外は絶対受けとらねぇ。」
ありがとな、と照れくさいのを我慢しながら言うと、呼吸を荒く苦しそうにしながらも月森は笑みを向けた。
俯いた月森がまた熱い息を短めにはあはあ吐くのを見て、俺は月森を楽屋に備え付けの長いすに座らせ、箱は長いすの前のテーブルにそっと置く。
今ここでいただいたほうがいいのか、チョコの青い箱を見ながら思ったが、月森は長いすに自ら寝転がり、俺の袖を引っ張った。
「はやっ…、く…」
瞳を潤ませ、押し寄せる熱の波に抗いながら、月森は懇願する。
「…何が…?」
月森の言いたいことは痛いほど解っていながら、俺は敢えて言わせる。
バレンタインなら、ありだろ?
「このチョコ、今早く食べたほうがいいのか?」
ニヤリと人の悪い笑みをわかりやすく浮かべて、月森を追いつめるつもりだった。
「ちが…、は…、」
月森はふるふると首を左右に振る。
そして、キュッと白いエプロンの下のフリルを握りしめた。
平らな少し硬めの長いすにサラサラと水色の波紋が広がる。
頬を真っ赤にして、息も絶え絶えに月森が太ももを無意識に擦り合わせると、白い布は月森の足に挟み込まれて、くっきりと月森の興奮を俺にわかりやすく伝えることになった。
「つ、ち…、うらぁっ…、ぁ、ぁっ…おれ、を……、っ…」
「……ん?」
哀願する瞳。
濡れた唇。
赤く色づいている肌。
「…俺をっ…、食べて…、くれ…」
綺麗過ぎて、一瞬俺の息が止まる。
甘く艶めかしい吐息。
俺を求めて宙をさまよう白くて細い指。
お前がそんな風に望むなら、俺も遠慮なく溺れてやるよ。
「月森、わかった。食い尽くしてやるよ。」
余裕がないな、情けない。
乱れたお前に縋られるなら、俺は理性なんてどこかに忘れてしまう。
長いすに俺も乗り上げて、優しさと嬉しさと欲の入り混じった瞳で月森を見下ろす。
「土浦っ、早く、ほしいっ…」
「わかったわかった、…ったく、しょうがないな…、可愛いオヒメサマ。」
「…///!?…な、んっ、ふんっ…」
…もう逃げられない。俺も、お前も。
躊躇いがちに、濡れた視線をふよふよさまよわせながら月森は言う。
…んな顔されたら、もらわないわけないだろ。
ふ、と微笑んで、俺は愛しい月森の背を撫でた。月森は俺の瞳を覗き込む。
「勿論。お前の以外は絶対受けとらねぇ。」
ありがとな、と照れくさいのを我慢しながら言うと、呼吸を荒く苦しそうにしながらも月森は笑みを向けた。
俯いた月森がまた熱い息を短めにはあはあ吐くのを見て、俺は月森を楽屋に備え付けの長いすに座らせ、箱は長いすの前のテーブルにそっと置く。
今ここでいただいたほうがいいのか、チョコの青い箱を見ながら思ったが、月森は長いすに自ら寝転がり、俺の袖を引っ張った。
「はやっ…、く…」
瞳を潤ませ、押し寄せる熱の波に抗いながら、月森は懇願する。
「…何が…?」
月森の言いたいことは痛いほど解っていながら、俺は敢えて言わせる。
バレンタインなら、ありだろ?
「このチョコ、今早く食べたほうがいいのか?」
ニヤリと人の悪い笑みをわかりやすく浮かべて、月森を追いつめるつもりだった。
「ちが…、は…、」
月森はふるふると首を左右に振る。
そして、キュッと白いエプロンの下のフリルを握りしめた。
平らな少し硬めの長いすにサラサラと水色の波紋が広がる。
頬を真っ赤にして、息も絶え絶えに月森が太ももを無意識に擦り合わせると、白い布は月森の足に挟み込まれて、くっきりと月森の興奮を俺にわかりやすく伝えることになった。
「つ、ち…、うらぁっ…、ぁ、ぁっ…おれ、を……、っ…」
「……ん?」
哀願する瞳。
濡れた唇。
赤く色づいている肌。
「…俺をっ…、食べて…、くれ…」
綺麗過ぎて、一瞬俺の息が止まる。
甘く艶めかしい吐息。
俺を求めて宙をさまよう白くて細い指。
お前がそんな風に望むなら、俺も遠慮なく溺れてやるよ。
「月森、わかった。食い尽くしてやるよ。」
余裕がないな、情けない。
乱れたお前に縋られるなら、俺は理性なんてどこかに忘れてしまう。
長いすに俺も乗り上げて、優しさと嬉しさと欲の入り混じった瞳で月森を見下ろす。
「土浦っ、早く、ほしいっ…」
「わかったわかった、…ったく、しょうがないな…、可愛いオヒメサマ。」
「…///!?…な、んっ、ふんっ…」
…もう逃げられない。俺も、お前も。
