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〜Seiso〜 番外編 アレって妄想とか独り言多くなるよな。
2008-02-21
帰ろうかと思っていた楽屋で、先ほど来ていた加地が月森と番組にでるとか言っていたのを思い出した。
生番だから今すぐ見られるはずだ。
そう思ってテレビをつけ、局番を合わせれば、加地と月森が…
「裸エプロン!?何やってんだあいつ等!」
サービスし過ぎな姿に驚いて叫んでみるが。
テレビの中では変わらず月森が色白な肩や背(横向いたときに見えた)を露出し続けている。
いや、確かにオイシイが、これが全国流れてるんだろ…?
どこの誰が見て、月森のストーカーになるかわからない。
そう思いながらも、俺の目はチョコを刻む月森に釘付けだった。
あの柔らかくて綺麗な首筋や鎖骨を、こんな大勢の前でさらすなんて…
一人眉をひそめるが。
気づけば椅子に座って、テレビの真正面で手を適当に顎に当てながら、真剣に見ている俺がいる。
「…って、月森手元あぶねえ!」
包丁を持った仕草が幼稚園児並に危険で、思わず目を見開いてテレビに向かって注意すれば、
案の定滑って怪我寸前で加地に避難させられていた。
「…ヒヤヒヤさせんなよ…」
ホッとしながら呟くと、加地がそのあたりから背を撫でたり、月森の後ろでゴソゴソと何かしだした。
…おい。状況やら月森の表情からすると、確実にセクハラに見えるんだが…?
そう思って加地を睨んでいると、
「は?!…加地?!何をしてっ…!」
「何を考えているんだ君は…!」
「ぁっ…、ぁぁっ…」
段々と色めいてさえずりだす、熱に浮かされたようなカナリアの声。
俺が聞き間違うはずがない。
情事の時に俺にだけ聴かせる歌声だ。
脱がされた?
触られた?
もしかしたらそれ以上…
まさかそこまではと考えをうち消す。
するときこえた声。
「はっ…、ゃっ…、も、…無理、はいらなっ…!」
……俺は、生まれて初めて殺意を覚えた。
腹の底にどす黒い炎が燃えてくるみたいだと、俺を遠くから見てるもう一人の自分が言う。
視線が冷えていくのがわかった。
「ざけんじゃねぇよ。」
これ以上エスカレートされてたまるかとドアに向かう。番組ぶっ潰してでも助けて、加地をぶん殴ってやりたい。
ドアを開けようとノブを回し、前に押すと、
…扉が開かない。
「はあ?!っ…!どういうことだよ!」
ノブは回るが、何かにつっかかっているのか、重いもので押さえてあるのか、扉が全く動かなかった。
「くそ!加地のやろーっ…!…誰か気付けよ!」
ノブをガチャガチャやったり、扉に数回体当たりをしてみるが、肩を痛めそうな予感がして躊躇し、足でドアを力の限り蹴り飛ばす。
ガン!
と激しい音が鳴るが、金属製のドアは開いてくれなかった。
足に鈍い痛みが走るが、気にせずもう一発入れようとすると、後方のテレビから嫌でも耳に入ってきた加地の声。
「デートするならどこに行きたい?」
「…二人の音が、響くような場所。もちろん、水族館などでもいいんだが…。」
…水族館…?
少し話の内容が気になり振り向くと、月森は落ち着いて加地と話をしていた。
…とりあえずセクハラは止んだか…?
また加地が変なことをしないかテレビの方を睨みながら、話に耳を傾ける。
どうやら月森はデートでイルカショーを見たいらしい。
照れたり、思案する月森の、目に入れても痛くないくらいのあまりの可愛さに、俺は、今度水族館に誘ってみるか、と思わず自分と月森のスケジュールを頭の中に思い描いく。
そして、暗記していた仕事内容の日程を思い出していた時、加地の次の質問が聞こえた。
「2人でいるときに一番幸せだと思う瞬間は?」
「彼に、触れられている時…。」
恍惚とした表情で、頬を上気させ、吐息混じりに呟く月森に、俺は魅せられ、鎖に縛られたように動けなくなった。実際には一瞬だった月森の映像は、永遠に感じる時間の間俺の脳内に映し出されたままになる。
…お前が、一番幸せな時は…
俺に触れられているとき…
月森から聞いたこともない言葉に感動を覚え、俺はしばらく別次元にいた。
…俺に………
そして、あることに気づいたお陰で、こちらに戻ってくる。
「!!…って、月森っ…!『彼に』って言った…!?…全国放送で…」
…いや、嬉しいが、…マズいだろっ!!
赤くなったり青くなったりしながら、やっと月森がおかしくなってる事に気づいた俺だった。
しばらくして、撮りが終わった頃に、ガンガンとドアを叩く音と声が聞こえた。
「土浦っ…?いるのか?!大丈夫か?…何があったんだ!?これは…」
「!!…月森か!…助かった…。俺は平気だ、誰かに閉じ込められたみたいで…。って、お前こそ大丈夫か?!」
「はぁっ……、今、開けるっ…」
ガタガタと何か重めの金属の当たる音がして、軋んだ音を立ててドアが開く。
そして、倒れるように中に入って来た月森を抱きとめた。
ノブをガチャガチャやったり、扉に数回体当たりをしてみるが、肩を痛めそうな予感がして躊躇し、足でドアを力の限り蹴り飛ばす。
ガン!
と激しい音が鳴るが、金属製のドアは開いてくれなかった。
足に鈍い痛みが走るが、気にせずもう一発入れようとすると、後方のテレビから嫌でも耳に入ってきた加地の声。
「デートするならどこに行きたい?」
「…二人の音が、響くような場所。もちろん、水族館などでもいいんだが…。」
…水族館…?
少し話の内容が気になり振り向くと、月森は落ち着いて加地と話をしていた。
…とりあえずセクハラは止んだか…?
また加地が変なことをしないかテレビの方を睨みながら、話に耳を傾ける。
どうやら月森はデートでイルカショーを見たいらしい。
照れたり、思案する月森の、目に入れても痛くないくらいのあまりの可愛さに、俺は、今度水族館に誘ってみるか、と思わず自分と月森のスケジュールを頭の中に思い描いく。
そして、暗記していた仕事内容の日程を思い出していた時、加地の次の質問が聞こえた。
「2人でいるときに一番幸せだと思う瞬間は?」
「彼に、触れられている時…。」
恍惚とした表情で、頬を上気させ、吐息混じりに呟く月森に、俺は魅せられ、鎖に縛られたように動けなくなった。実際には一瞬だった月森の映像は、永遠に感じる時間の間俺の脳内に映し出されたままになる。
…お前が、一番幸せな時は…
俺に触れられているとき…
月森から聞いたこともない言葉に感動を覚え、俺はしばらく別次元にいた。
…俺に………
そして、あることに気づいたお陰で、こちらに戻ってくる。
「!!…って、月森っ…!『彼に』って言った…!?…全国放送で…」
…いや、嬉しいが、…マズいだろっ!!
赤くなったり青くなったりしながら、やっと月森がおかしくなってる事に気づいた俺だった。
しばらくして、撮りが終わった頃に、ガンガンとドアを叩く音と声が聞こえた。
「土浦っ…?いるのか?!大丈夫か?…何があったんだ!?これは…」
「!!…月森か!…助かった…。俺は平気だ、誰かに閉じ込められたみたいで…。って、お前こそ大丈夫か?!」
「はぁっ……、今、開けるっ…」
ガタガタと何か重めの金属の当たる音がして、軋んだ音を立ててドアが開く。
そして、倒れるように中に入って来た月森を抱きとめた。
