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雪が降ったら遊びに行こう!【月森編】

 2008-02-03

首都圏、雪積もりましたね〜!

管理人も喜びたいのですが、出かけるのにダイヤが乱れてもう…!

だから代わりに土月に雪を楽しんでもらうことにしました。


『ピンポンピンポン♪』

高めのチャイム音がなった。

ドアホンに出てみると、
「蓮!外見たか?10センチ以上積もってるぞ!しっかり防寒対策して出てこいよ。ちょっと出かけようぜ?」

いつもよりハイテンションな愛しい君の声。

「…わかった。」

一つ返事で了解して、ドアホンを切ると、カーテンを開けてみる。

そこは真っ白な花びらが舞う、銀世界だった。


「こんなに積もるのは久しぶりだな。」

外に出ると待っていた君はすでに白くなっている。

「そだな。なんか外出たら嬉しくなっちまって。あれ、お前帽子は?」

「…傘で間に合うと思うんだが…どこに行く気なんだ?」

俺からすれば、こんな日に傘を持たない土浦の方が不思議だ。

「あ〜、遠くには行かない。どうせ電車は麻痺してるだろうしな。それより公園でも行って遊ぼうかと思って。だから傘はかえって邪魔になるから、置いてこい。」

笑顔で笑う君は、まるで子供のようだな。

俺一人だったら絶対にそういう結論にはならない。

…そう言えば、子供の頃に少しだけ、父と雪の日に遊んだ記憶があるな…
傘を置いてきて、手袋をはめて土浦のいる玄関に行くと、2体の小さな雪だるまが玄関の横にちょこんとならんでいた。

「…梁…?」

「俺たちみたいだろ?んじゃ、行くか。」

寄り添った雪だるまが、遊びに行く俺たちを見送っている。

少し恥ずかしくなって、照れ隠しにギュッと君の手を握った。


近くの小さな公園に着くと、一面真っ白になっていて、誰もまだ来ていないのか、全くまっさらな何者にも侵されていない雪が敷き詰められていた。

「…お前みたいだな。」
「…は?どういう…」

土浦はすかさず俺の耳元で声を低くする。

「痕つけて、犯したくなる。」

カッと耳や頬が熱くなり、俺はそれ以上先に足を踏み入れられなくなってしまった。

俺が立ちすくんでいると、土浦は理由がわかったのか、真っ白な雪に一番に足跡をつけていく。

「ほら、これでお前は俺のもの。」

来いよ、というように笑顔で俺に向かって遠くから手を差し出す君に、一瞬見とれてしまう。


俺の大好きな顔。
俺を誰よりも愛してくれている笑顔。

君に手を差し出されて初めて、俺も一歩を踏み出せる。

恋愛は思ったよりも難しくて、怖いときもある。
そんなときはいつも、君が先に行って、手を差し伸べてくれて、待っていてくれるんだ――
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