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〜Seiso〜終わりは始まり革命のロンド
2008-01-30
閉ざしたほうが幸せだろうとしまい込んだ思い。もう触れないつもりだった体。
もう見たくなかったお前の怯えた瞳。
俺から切り離して終わりにしておいて、
まだお前を守りたくて、助けたいと思ったなんておこがましいよな。
でも、例えあの人から逃れるための言い訳だったとしても、
お前が俺のそばがいいって言ってくれて、本当に嬉しかったんだ。
俺は俺も気づかないうちに、こんなにお前に惹かれていたんだな。
だからせめて俺のお前への本当の気持ちは、伝えておきたいんだ。
たとえお前が俺を受け入れてくれなくても、もう構わない。
俺はお前のためと言いながら、逃げてたんだろう。怖かったんだ。
俺の気持ちを本気でぶつけたときに、叶わない確率が高すぎて。
お前を思ってる自分も受け入れられなくて、
きちんと言葉にもせずに、お前と向き合おうともしなかった。
我ながら女々しいな。
だからもう逃げない。
自分からもお前からも。
本気でぶつかって玉砕すれば、きっとすっきりするよな。
俺はジャケットの上からお前を抱き締めて、はっきりと後ろから耳に届くように伝える。
「月森…、お前のこと…、なんとも思ってないって言ったが…、やっぱりあれ訂正する。…俺はお前のこと…本気で…、好きだ。」
月森にどんな風に届いたかわからないが、月森の肩がビクッと揺れた。
そして月森の体は小刻みに震えだす。
怒ってるのか、拒絶して怖がっているのかわからずに月森の顔を俺が覗きこもうとすると、月森の震えた声が聞こえた。
「…なっ…、何故…?…嘘…だったのか…?」
月森の言葉は痛い。
お前もきっと痛かったよな。
「……男に…しかも俺に言われてもお前が困るだけだとも思って…。それにお前が気にして仕事出来なくなって…、俺のせいだろうから、変に悩むより忘れて気にしない方がいいと思って…」
「君は…俺を…、好きなのか…?」
ぽかんとして、俺の方を振り返り聞き返してくる月森。
瞳を揺らして、もう一度俺の言葉に耳を傾けてくれる。
だから今度こそ、
伝えたかった思いー
ありったけの勇気…
またお前を傷つけることになってもー
「言い訳ばっかだな、悪い…。嘘ついてごめんな。沢山傷つけて…。でも…お前が好きなのは…嘘じゃないっ…」
揺れる月色の瞳。腕の中の小柄な体をギュッと壊さないよう抱きしめながら、俺は気持ちを全て吐き出した。
下を向いて雨に打たれたように震える月森の肩。後ろから抱きながら、月森からの判決を待つ。
また拒絶されるかもしれない。
もう近くに寄ってくれなくなるかもしれない。
でも、何と言われようとこれが俺の正直な気持ちで、言ったことに悔いはない。
ただ、お前を好きになったこと、知ってほしかったんだ…
「…月、森…?」
あまりに背を向けたまま月森の反応が無いので、心配になって月森を抱く俺の腕を離す。
「どうした…大丈夫か?」
人形のようにうんともすんとも言わない月森の肩をそっと掴み、月森の体前面を恐る恐る俺の方に向かせた。
その顔を見ると。
「……っ、…」
涙で濡れていた。
眉を困ったように下げて俺を見ながら、涙をこぼしていた。
次から次へとポロポロ涙を流して、俺を見ている。
さっきも泣いていたせいか、目は真っ赤だった。
…げっ、…泣かせた!?
しかも今度は俺が。
原因はもちろん、
俺のせいだ。
「…な、なんで泣いてんだよ!……そんなに嫌だったか…?」
泣くほど嫌だったのか…?
―「何故俺が君とそんなことをしなければならないんだ?!君がそんな人だとは思わなかった。失礼する!」―
俺の脳裏に蘇る月森の軽蔑の瞳。
やっぱり俺はお前に受け入れては貰えないのか――
わかっていても苦しくて、苦い。
お前への…これが恋心…。
「……違、う…」
月森が首を横に振る。
涙を拭うこともしないのは、流れていることさえ気づいていないのか。
「俺は…嫌じゃなくて…。っ、…うれ、…しく、て…」
「うれ、…しい…?」
俺は何が起こってるのかわからなくて、聞き返す。
月森はこくんと首を縦に振った。
涙をしゃくりあげているので、なかなか言葉にならない月森の言葉を、急かさないようにゆっくりと聞く。
「大丈夫、聞いてるから、ゆっくりでいい…」
本当は早く先が知りたいけれど、そこは男だ。我慢どころだろ。
もう一度頷いて、月森は俺が月森に羽織らせたジャケットの端をキュッと握りながら、俺を潤んだ瞳で真っ直ぐ見る。
「俺は…、っ……、君がいい…。君のそばがいい…」
…………
それってつまりどういうことだ。
「俺がお前をこのまま好きでもいいのか…?」
微笑して頷く月森が、初めて可愛いと思ったんだ―
下を向いて雨に打たれたように震える月森の肩。後ろから抱きながら、月森からの判決を待つ。
また拒絶されるかもしれない。
もう近くに寄ってくれなくなるかもしれない。
でも、何と言われようとこれが俺の正直な気持ちで、言ったことに悔いはない。
ただ、お前を好きになったこと、知ってほしかったんだ…
「…月、森…?」
あまりに背を向けたまま月森の反応が無いので、心配になって月森を抱く俺の腕を離す。
「どうした…大丈夫か?」
人形のようにうんともすんとも言わない月森の肩をそっと掴み、月森の体前面を恐る恐る俺の方に向かせた。
その顔を見ると。
「……っ、…」
涙で濡れていた。
眉を困ったように下げて俺を見ながら、涙をこぼしていた。
次から次へとポロポロ涙を流して、俺を見ている。
さっきも泣いていたせいか、目は真っ赤だった。
…げっ、…泣かせた!?
しかも今度は俺が。
原因はもちろん、
俺のせいだ。
「…な、なんで泣いてんだよ!……そんなに嫌だったか…?」
泣くほど嫌だったのか…?
―「何故俺が君とそんなことをしなければならないんだ?!君がそんな人だとは思わなかった。失礼する!」―
俺の脳裏に蘇る月森の軽蔑の瞳。
やっぱり俺はお前に受け入れては貰えないのか――
わかっていても苦しくて、苦い。
お前への…これが恋心…。
「……違、う…」
月森が首を横に振る。
涙を拭うこともしないのは、流れていることさえ気づいていないのか。
「俺は…嫌じゃなくて…。っ、…うれ、…しく、て…」
「うれ、…しい…?」
俺は何が起こってるのかわからなくて、聞き返す。
月森はこくんと首を縦に振った。
涙をしゃくりあげているので、なかなか言葉にならない月森の言葉を、急かさないようにゆっくりと聞く。
「大丈夫、聞いてるから、ゆっくりでいい…」
本当は早く先が知りたいけれど、そこは男だ。我慢どころだろ。
もう一度頷いて、月森は俺が月森に羽織らせたジャケットの端をキュッと握りながら、俺を潤んだ瞳で真っ直ぐ見る。
「俺は…、っ……、君がいい…。君のそばがいい…」
…………
それってつまりどういうことだ。
「俺がお前をこのまま好きでもいいのか…?」
微笑して頷く月森が、初めて可愛いと思ったんだ―
