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サイト拍手コメントSSへのお礼〜vv
2008-01-25
ブログ拍手コメントだけでなく、サイトの拍手コメントにもお礼SSをつけてみました。短いですが、土浦の月森への愛が詰まってます。
「もう時間だ。・・・・帰らなければ。」
週末はお互いに空いている日は、どちらかの家に行ったり、一緒に出かけて。
そろそろ姉貴達が帰ってくる時間で、帰ってこられると五月蝿いのでその前に蓮には帰ってもらう予定だった。
別に秘密にしてるわけでも・・・いや、関係は秘密だが、友達なんかは泊まってたり遊んでたりは可笑しくない筈だ。
けれど、何処かで家族や姉弟には気恥ずかしいものがあった。
まぁ、いつかはちゃんと蓮に親にも会ってもらおうと思っているが。
って、なんかお見合いみたいじゃねぇか。
・・・そ、そういうんじゃなくてだな・・・
自分で自分の思考につっこんでいると、蓮はすっかり自分の帰り支度を整えて、俺の動きを見て可笑しかったのか、くすりと笑った。
「一人で何をやっているんだ?君は。」
白い頬、薄く色付く唇が優しい笑みをつくると、俺は蓮を帰したくなくなった。
「・・・・もう少し・・・、傍にいてくれ・・・」
俺は蓮の、俺の腕の中に簡単に納まる身体を、壊れないように大切に抱きしめる。
耳元で聞こえた音で、蓮が息をのんだのがわかった。
何だかとても
愛しくて
いとしくて
離したくなくなって。
「・・・だが、・・・りょ・・」
「まだ帰したくない。」
きっぱりと蓮の耳元に低い声を落とし、強く抱きしめる。
困らせることはわかっていながら、俺は蓮の弱い手段で蓮を引き止めようとする。
色々と矛盾しているのはわかっている。でも、こいつのぬくもりを離したくなかった。
蓮が俺の胸に置いた手に、力を入れて抵抗をしないのをいいことに、俺は蓮の薄い肉付きの背を撫で、頬を摺り寄せて肌で蓮を感じる。
蓮は困惑したように動きを止めていたが、俺が珍しく甘えたからか、そっと俺の首に腕をまわし、俺に身を任せた。
「・・・・蓮・・・・」
愛しむように甘く囁けば、蓮もまた、梁・・・と可愛い吐息混じりの声で俺の肩に顔をうずめる。
こういう時間が・・・
瞬間が好きだ。
蓮に愛されていると、たくさん感じることができる。
離れたくない・・・まだ。
もう少し・・・
もう少し・・・。
『ピンポーン♪』
いきなり2人の世界から現実に引き戻す、五月蝿い音。
嫌な予感がしながらドアホンをとってみると、苛ついた姉貴の声が聞こえた。
どうやらお土産やら荷物が重いから、取りに来いとチャイムを鳴らしたらしい。
ということは、一緒に出かけていた弟もいるはずだ。
「ちくしょ・・・、帰ってきちまった・・・」
俺が馬鹿なことして蓮を引き止めていたせいだ。
苦虫を噛み潰したような顔をしながら、俺は蓮を振り返った。
「仕方ないだろう・・・、帰ってきてしまったものは・・・。せっかくだから君のご家族にもご挨拶をしたい。」
ため息をついたあと、苦笑しながら蓮は言った。
挨拶・・・か。
ついさっき、俺もそんなこと思ってたんだが・・・
そうか、お前もそんな風に俺の家族に挨拶したいと思っていてくれたのか。
ふ、と蓮に笑いかけて、俺はドアに向かう。
「んじゃ、紹介するか?・・・・俺の可愛い恋人だっ・・て。」
玄関へのドアに手をかけながら、悪戯をするように蓮を振り返って笑うと、
蓮は、なっ・・?!と声を上げ、案の定真っ赤になって眉根を寄せて、困ったように俺を見つめる。
「・・・、止めてくれ・・・恥ずかしくておかしくなってしまう・・・。」
頬を真っ赤にした蓮が食べたくなるくらい可愛くて、俺は満足して笑う。
可愛くて
器量良しで
強く憧れる
俺の自慢の・・・・恋人――。
