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〜Seiso〜悲しみのnocturne
2008-01-12
甘い罠から繋がっております。突撃シリーズですね。
読んでいない方はそちらから〜
何か、…間違ってしまった気がする。
認めたくない。
認めるには悔しすぎる。
どうも、唇を合わせた後、それだけでは足りなくて…、そういう気分になってしまって。
月森の服を脱がそうと手をかけて、一応確認した。
「…先行って良いか?」
月森はよくわかっていなかった。
濡れた瞳できょとんとしているので説明しながら月森の首筋を触ると、月森は目の色を変えた。
「ぶざけるな!何故俺が…君とそこまでしなければならない?!もういい!君がそんな人だとは思わなかった!!」
軽蔑するような目を俺に向けて、拒絶の言葉を放ち、出て行ってしまった。
俺は呆然とした。
けれど少しして、当たり前だと思い直す。
まだ指には月森の柔らかな温もりが残っていた。
信じられない。
俺が手を出した…?
心はあいつに受け入れられないと知っていながら、身体は月森を求めている。
あいつに触れた指が震えた。
…拒まれた。
当然のことだ。
俺達は偽りの恋人。
無理矢理なつながり。
好きなんてつもりもない。
手を出す気なんてさらさらなかった。
でも、自分にこれ以上嘘はつけそうにない。
あいつの瞳が痛い。
好きとも言われたことのないやつに、襲われそうになったら怖いだろう。
俺を信用して自分の異常を治そうとしていただけだったあいつを、俺は…
前にあいつが柚木先輩に襲われて、助けたことがあった。
震える肩を見て、守りたいと微かに思った。
けど、さっきの俺は柚木先輩と同じことをしようとしてたんだ…あいつに。
好きでもない奴に…しかも男なんかに身体を求められて、…ショックだっただろう。
俺は月森の泣きそうな、俺を蔑んでいる鋭い瞳を思い出し、…胸が軋んだ。
この痛みは…あいつには決して言えないものだろう。
元から最悪だった仲だが、ここ数日の少し出来た信頼の崩れように、俺は絶望的な溜息をついた。
あいつに幻滅されるのがこんなに辛いとは思わなかった。
キスの相性が良いだけかとも思ってたが…
俺はどうやらあいつの心を欲してる。
嫌われるのが怖くて、もう一度信頼を取り戻したい。
振り向いてほしい…。
俺は見えない糸に絡まり苦しむように、台に頭をつける。
信頼回復…もう一度あいつの悲しい警戒を解くには、この気持ちは封印しなければならない。
もう悲しませたくない。怖がらせたくない。
「気づいた途端に失恋か…」
頬に当たる、あいつのように冷たい台の温度に、今だけは責めてほしかった。
認めたくない。
認めるには悔しすぎる。
どうも、唇を合わせた後、それだけでは足りなくて…、そういう気分になってしまって。
月森の服を脱がそうと手をかけて、一応確認した。
「…先行って良いか?」
月森はよくわかっていなかった。
濡れた瞳できょとんとしているので説明しながら月森の首筋を触ると、月森は目の色を変えた。
「ぶざけるな!何故俺が…君とそこまでしなければならない?!もういい!君がそんな人だとは思わなかった!!」
軽蔑するような目を俺に向けて、拒絶の言葉を放ち、出て行ってしまった。
俺は呆然とした。
けれど少しして、当たり前だと思い直す。
まだ指には月森の柔らかな温もりが残っていた。
信じられない。
俺が手を出した…?
心はあいつに受け入れられないと知っていながら、身体は月森を求めている。
あいつに触れた指が震えた。
…拒まれた。
当然のことだ。
俺達は偽りの恋人。
無理矢理なつながり。
好きなんてつもりもない。
手を出す気なんてさらさらなかった。
でも、自分にこれ以上嘘はつけそうにない。
あいつの瞳が痛い。
好きとも言われたことのないやつに、襲われそうになったら怖いだろう。
俺を信用して自分の異常を治そうとしていただけだったあいつを、俺は…
前にあいつが柚木先輩に襲われて、助けたことがあった。
震える肩を見て、守りたいと微かに思った。
けど、さっきの俺は柚木先輩と同じことをしようとしてたんだ…あいつに。
好きでもない奴に…しかも男なんかに身体を求められて、…ショックだっただろう。
俺は月森の泣きそうな、俺を蔑んでいる鋭い瞳を思い出し、…胸が軋んだ。
この痛みは…あいつには決して言えないものだろう。
元から最悪だった仲だが、ここ数日の少し出来た信頼の崩れように、俺は絶望的な溜息をついた。
あいつに幻滅されるのがこんなに辛いとは思わなかった。
キスの相性が良いだけかとも思ってたが…
俺はどうやらあいつの心を欲してる。
嫌われるのが怖くて、もう一度信頼を取り戻したい。
振り向いてほしい…。
俺は見えない糸に絡まり苦しむように、台に頭をつける。
信頼回復…もう一度あいつの悲しい警戒を解くには、この気持ちは封印しなければならない。
もう悲しませたくない。怖がらせたくない。
「気づいた途端に失恋か…」
頬に当たる、あいつのように冷たい台の温度に、今だけは責めてほしかった。
