その音色に誘われて5

 2009-08-25
はい、お久しぶり過ぎます燈翔です。

RL横浜デートヤバいラブいネタだらけな、コルダコルダしたコス観光でした(笑)
早いとこブログにレポート載せたいところ。

さて、先日拍手をいただきまして、土衛の続きが見たい!とのことだったので、ちょっと進めてみました。
拍手して下さった方、本当に有難うございました!>私信

清乱さま、DVD有難うございますv楽しんで見させて頂いてますvv
レポート載せますね〜
土浦ほんとカッコイいんで!←興奮

政哉しゃん
イエス、やってしまったものはしかたない。コルダデートも浴衣も政哉しゃんの小説も載せるから覚悟しててvv←

拍手コメントは本当に原動力です〜!
有難うございます!

では、どうぞ〜






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その瞳に魅せられて〜一瞬の勝負〜

 2009-05-29

「ほら、助けてって泣いてみろよ。許してやるかもしれないぜ…?」

生暖かい声で男に耳打ちされ、生ガキは顔をしかめた。

卑劣な物言いを、大人しく聞いている奴ではなかったらしい。生ガキはリーダー格の高校生の足を思いっきり踏んでみせた。

「…い゛っ…」
「F*ck you!誰が言うかよ。ゲス。」
「は?何カッコつけてわけわかんねーこと言ってんだよ!」

…挑発してどうする!

俺は生ガキが英語で何て言ったかまではわからなかったが、相手を罵ったことくらいは解る。余計生ガキの立場が悪くなるのは目に見えていた。

案の定、腕を更に締められて、生ガキは苦しそうに眉を寄せながら空を仰いだ。

「っ、…!」
「そんなに折られてぇなら、追ってやろうか?今ここで!このか細い腕を!」

俺らから生ガキまでの距離は4メートルくらいある。近付いたら先に生ガキに危害が及ぶだろう。
まあ俺や生ガキの友人が近付こうが近付くまいが、どっちみちいたぶられそうだが。

「…っ、!!…」

ギリギリと背中側で、本当に折る気なのか締め上げられていく、生ガキの腕。
関節と筋肉は悲鳴を上げているだろう。

苦痛と、少し恐怖があるんだろうか、
声は堪えているが、生ガキの顔が歪む。

…時間がねぇ。早くしないと…

だが、どうする?近付いたら生ガキがアウト、近付かなくても早くしないと…

…どうすればいい!?

緊迫した事態に焦りを感じながら、俺は手だてを探した。

すると、ゲームセンター内にある、一つのゲームが目に入る。

「桐也!……お前ら、いい加減にしろよ、桐也を離せ!」

生ガキの友人がそのつもりではないにしろ、相手の気を引いてくれているうちに、
俺は、増えてきた野次馬に紛れて、そのゲームの近くに行った。

…早く。早くしないと、アイツの将来が危ないかもしれない…。

生ガキの状態を気にしながらも、俺はそのゲームの周りに張ってあるネットを密かに潜る。

俺は、右肩に背負ったヴァイオリンケースの肩ベルトを、片手で握り締めた。

…痛めたら、…折れたりしたら、取り返しがつかない。


俺は一つの決心をして、そのネットに囲まれたゲーム場に転がっていた、ボールを足で蹴り上げて、手に乗せる。

ナインシュート、と書かれたそのゲームはテレビバラエティなどではメジャーだが、ゲームセンターでは珍しい。

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その瞳に魅せられて〜だいじなもの〜

 2009-05-25

はい、長らくお待たせしました!

土衛小説更新です!

更新止めてる間、ヒノエのパーツがほぼ揃ったり、月森の浴衣準備が着々とできたり、8月15日にはダーリン土浦さんと、アイドル併せができることになったりと、ワクワクです。

(何故月森になりつつあるんだろう…)

にゃんこフード月森も可愛いですよね…vv
私がやると偽物感ばっちりですが。

裏に置きたくなるコス写真ってコルダが初めてですもんね…←酒の勢いで壊れた

さて、お待たせしました、本編です!


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その音色に誘われて4

 2009-04-28
先に喧嘩ふっかけて来たのは、頭より力頼りな3人のバカそうなヤツらの方だった。

俺はゲーセン内でたまたま会った友人の、レーシングプレイを横で立って見てたんだけど、
通路いっぱいに、3人で広がって歩いて来た奴らが、俺の肩に背負っていたヴァイオリンに思いっきり当たって来やがった。

狭い通路で3人並んでくるなんて小学生か。

というか、俺はヴァイオリンに当たられて、本能的に物凄くそいつ等を睨んだと思う。

楽器は自分の体より大切、と思うのは演奏家として当然だろ。
まあ体や健康も演奏家には大事なんだけど。

んで、ガンつけただの、ゲーセンに邪魔なもん持ち込む俺が悪いだの言われて、喧嘩体勢になったというわけだ。

「桐也!お前は悪くない。言うこと聞く必要なんか…」

まだ後ろで友人が反対してる。

だって言うこと素直に聞いといた方が、無駄に時間食わずに済みそうだろ?

俺は友人にヴァイオリンを預け、さっさと土下座することにした。

「…よろしくな。」

コイツだけは無傷で頼む、勝手にそう思いながら友人を見上げた。

友人は俺の表情を見て、何か感じたらしく、頷いた。

…大事なもんは預けたし、俺だけなら多少やられてもなんとかなる。

しゃがむ直前に、高校生どもが俺を踏みつけようと足を上げるのが見えたけど、俺は覚悟して目を伏せ、土下座する。

―ように見せかけて、片膝をつき、片膝を曲げて、両手の指先だけで地面を支えた。

「すいませんでし…」

曲げた左足と、地面につけた右足の足先に体を押し出すように力をかける。言わばクラウチングスタート。
言葉と同時に視線を上げて、敵に突っ込んだ。

「…たっ!!」

「はぁっ!?」「なっ!?」

目の前で足を中途半端に上げていた高校生2人の間を目掛けて、俺は渾身の力でタックルをかます。

不安定な格好をしていた2人はバランスを崩し、音を立てて2人とも無様に尻餅をついてすっころんだ。

「んだと、てめっ…」

転んだ奴らの情けない声をBGMに、俺は2人の間をすり抜け、道路の方に出る。

「行くぞ!」

俺は背中の方に向かって声を張り上げた。

ヴァイオリンを持った友人も、さっき俺が走り出した瞬間、気づいたんだろう。タックルする直前に俺の後方で一瞬遅れて走り出した気配がした。

倒れているやつらはまだショックで起き上がれない。今のうちだ、と俺が振り返った時だった。


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その瞳に魅せられて〜本能のObbligato〜

 2009-04-19
「…だから…、海岸通り、…のドコだよ…」

来てから、いや来る前から思ってはいたが、

海岸通り、なんて一言で言っても、通りなんだから広すぎる。

せめてもっと具体的に目印が欲しかったが、
こちらからはあの生意気小僧には連絡の仕様がなかったのでどうしようもなく。

一応キーボード引っさげて来てはみたが、やはりそれらしい姿は見当たらなかった。

「くっそ、自力で探せってのか…!?」

対決、ともなると小さいキーボードじゃ話にならない。一応88鍵そろってて、グランドピアノの音をリアルに再現し、かつ軽量なのを持っては来た。
だが、それでも10キロちょいはある。
出来れば通りを右往左往して人捜し、なんてやりたくなかった。

…仕方ねぇ…、とりあえず、海岸通りを海の方に向かってひと通り歩いてみるか…

建物に入ってたらもう知るか、と思いながら俺は歩き出した。

海岸通りは、落ち着いた雰囲気の裏通り、という言葉が似合う通りだった。
この道の先には、海が広がっている。

あまり来慣れていない場所を左右観察しながら、俺はゆっくりと歩いていた。

あの生ガキを見つけるのは、長期戦になることを覚悟しながら。

少し歩いて、何軒目かのゲームセンターの前で、数人の男がモメているのが見えた。

…喧嘩か。周りの迷惑も考えろよな…

眉をひそめ、早足でゲームセンター前を通り過ぎようとすると、怒鳴り声が聞きたくなくても聞こえてくる。
なにやらゲームセンター内でいざこざになり、「表に出ろ!」という状態なんだということが予想できた。

俺は楽器を持っているため、いつもより少々警戒が過敏になっていた。なるべく関わらないように、通り過ぎようとしたとき、

…見覚えのあるフード付きのジャケットの、目立つ赤紫の頭のやつが、数名の高校2か3年くらいのガラの悪い3人の男に囲まれているのが、目の端に映ってしまった。

…っ!?…なんでよりにもよってそこにいるんだよっ…!

意外と早く見つかったが、とても喜べた状態じゃない。

助けるかどうか一瞬迷って、俺はとりあえず手に持っているキーボードを安全そうな場所に置くことにした。

そうこうしているうちに、状況はどんどん進行する。

「は?てめぇがそんな邪魔なもん持ってるから当たったんだろ!おい。ガンつけてんじゃねーぞ。あ゛?」

3人の高校生は生ガキに詰め寄る。

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