Seiso〜ワインレッドの挑戦者〜

 2009-10-03

Seisoシリーズの延長線。

新曲月森&衛籐に影響され。←


ではどうぞ〜



―ここがアイドル事務所Seisoか…

ふぅん、施設は綺麗なとこじゃないか?
たまに置いてある置物が妖精型とかでやたらファンシーだけど。

暁彦さん(事務所長)に、後から皆の前で正式に紹介はするが、先に楽屋に挨拶まわりして来たまえ、って言われたんだよね…。事務所内、把握も兼ねて。

…でも案内も無しに好きに回らせて…
変なとこ入っても知らないからね、暁彦さん…

そう心の中で断りを入れて、ジュニアからやっと事務所所属になった俺、衛籐桐也は、廊下を歩いて楽屋が連なる通路に辿り着いた。

「…さて、とりあえず、一緒に歌を歌う事になってる、月森蓮って人のとこから行くか…」

知らないテリトリーに入るのは、少しの緊張感がある。

一つゆっくり息を吸って、一応身だしなみをチェックしてから、月森、と名前の紙が貼ってある楽屋のドアの前に立った。

ジュニアでも俺は相当有名だし、実力もあるつもりだ。歌詞も旋律も叩き込んだし、モノにした。

月森蓮はSeisoの中でも一二を争う人気の実力者だと聞いてるから、本物に会えるのが少しワクワクする。

やっぱり周りに張り合いが無いとつまらない。
俺の力を…

歌、踊り、存在感、全て見せつけてやるよ。

このSeisoで。
そしてすぐにトップに立ってやる――。

そう強く思って、俺は扉を叩こうとした。

すると、扉の向こうから、話し声が少し聞こえた。

Seiso【番外編】〜本番前は人という文字を〜

 2009-09-15

皆様、拍手沢山有難うございますv

あまりに嬉しくて、燈翔Seiso復活です←

本当はアンケートのネオアン混じりのとこなんですが、番外編が出来るのがSeisoの良いとこ。

しかも、燈翔がネオアニでアイドルやるのに、アイドルなSeisoを書かないなんて!とちょっと思っちゃっただけで。
あ、大丈夫ですよ、ちゃんと小説です。

そんなわけで、久々Seisoで感謝小説ですv


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Secret time3 〜続Seiso番外編〜

 2008-11-15


Secret timeもこれでフィナーレ!

是非ともPCからMIDI リストの【愛の夢】を
小説のちょうど良さそうなところから流してお楽しみ下さいv

月森さんの気持ちに入れるかもしれません。


では続きからどうぞ〜。


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Secret time2 〜続Seiso番外編 〜

 2008-11-07
お絵かき掲示板のネタ、まだ更新してませんでした(汗)
ネタバレになっちゃったかな!?

ゴメンナサイ〜

そんなわけでまだ書き切れてないのにちょこっと更新。


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Secret time1〜続Seiso番外編〜

 2008-11-04

一面の、草原。

緑や黄緑、深緑がさわさわと囁くように靡く。

俺は沢山の草に囲まれていた。

まるい葉、細長い葉、様々な種類の、雑草のようだった。

ただ一つ、普通とは違うのは。

その草の背丈はどれも俺の目の高さより高く、
草の一番空に伸びる先を見るには、俺は少し上を向かなければならないということだった。

お蔭で周りの様子はさっぱりわからない。

さわさわ、さわさわと草が会話しているだけだった。


…ここはどこだ…?


不安になって、草の根をかきわけ、少し進んでみる。

けれど、草の向こうは草ばかりで、景色は一向に変わらない。

現在位置が全く分からない上に、どうしてこんなに高い草ばかりの場所にいるのかすら、俺には分からなかった。

…誰か…、いないのか…?

心細さで声を出したいと思ったが、声は上手く音にならなかった。

…誰か、

…誰か…!

どこへ行けばいいのか分からなくて、
どうすればいいのかも分からなくて、

周りに道を見つけようと見回し、

見つけられなくて、途方にくれて、

助けを呼ぼうかと考えたが、

また言葉にならなかった。


俺は悲しくてその場にうずくまる。



土の匂いがする。

いつもは感じることの殆ど無い、土と草の匂い。
いつもアスファルトや建物に囲まれているから、この匂いは慣れていない。

怖い。
怖い…。

身を縮めて、耳をそば立てた。

怖いものが襲ってくるような気がした。

…駄目だ、強くなくては…

見ず知らずの世界でも、生きていかなくては…

瞳を瞑っていると、地面が揺れ、草を掻き分ける大きな音がした。

大きな、俺よりもずっと大きな、何か、がやって来る。

俺は空を見上げた。

大きな脚が見えた。

物語で見るような、巨人、とはこんな様子だろうか。

余りに驚いて足がすくみ、逃げるのが一瞬遅れてしまった。

俺は呆気なく巨人に捕まった。


脱出を試みるが、その手は俺を決して離そうとはしなかった。


「月森!」

手の主が俺の名を呼んだ。

俺は知っている…

この声を、
この匂いを。

俺は見上げる。

…土…浦?

知っていた。
俺は全身で感じた。

俺の呟いた声は、ピ、という音にしかならなかった。

それが今の俺の精一杯だった。


「やっぱり月森だな。…お前、兎なんかになってたら、悪い狼に喰われるぞ。」

大きな指で、つんとつつかれた。

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